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外壁塗装工事はまだするな!

彩美工務店株式会社、代表の山下です。

戸建て住宅に住んでいる場合、定期的に外壁塗装工事をする必要があります。その期間は一般的には10年程度の間隔で行うのが良いと言われています。紫外線や雨などで外壁は日々ダメージを受けています。適切な時期がきたら外壁の塗装工事を行うことでお住まいが長持ちします。

外壁塗装で失敗しないための5つの注意点

お住まいは10年経てばいつでも外壁塗装をして大丈夫というわけではありません。外壁塗装工事はまだするな!と言えるような場合もあります。今回は外壁塗装をするベストなタイミングや注意点についてご紹介いたします。

外壁塗装工事の適切なタイミングとは?

お住まいは、築8年から12年程度で外壁塗装工事をするのが良いと言われています。ただ、この年数は一つの目安にすぎません。お住まいの外壁に使われている材料や劣化の状態で外壁塗装のタイミングは変わってきます。

築12年以上経過していても、外壁塗装はまだするな!という状態の場合もあります。お住まいに使用している外壁材などで外壁塗装工事のタイミングは変わってきます。

では実際に、何を基準に外壁塗装工事の時期を判断すれば良いのでしょうか?重症度が高い順に6つ紹介します。もしこの症状が生じていたら、外壁塗装工事の時期を過ぎている可能性があります。


①ひび割れや塗料の剥がれが発生している。
②鉄部にサビが発生している。
③チョーキング現象(白亜化)が発生している。
④雨筋や油汚れが付着している。
⑤色褪せが生じている。
⑥カビ・コケ・藻が付着している。

もし、これらの症状が生じていたら、外壁塗装の時期を過ぎている可能性がありますので、早めに相談することをおすすめします。

外壁塗装工事で注意する季節

外壁塗装工事で使用する塗料は、気温が5度以下・湿度が85%以上になると乾燥しにくくなります。その為、外壁塗装工事を行うベストな気候は、空気が乾燥していて気温も安定している時期が良いとされています。

また、季節ごとに外壁塗装工事を行う際に注意すべきこともあります。人によっては、外壁塗装工事はしたくない季節もあると思います。季節ごとの注意点をよく確認して、最高な季節に外壁塗装工事を行うようにしましょう。

【春】
春は気温や湿度が安定していて外壁塗装工事の時期としては最高な季節です。
その為、外壁塗装工事を行う業者がすぐに予約が埋まってしまう場合があります。春に外壁塗装工事を行いたい場合は、なるべく早く業者に連絡をして予約をしておくことをおすすめします。

【夏】
夏は基本的に雨が少なくなり晴れの日が増える季節です。
晴れの日が多い夏は天候的には外壁塗装工事を行うには良い季節です。しかし、外壁塗装工事中は窓が開けられないためクーラーは必須になります。またクーラーを使えないような工事の時にお家の中にいる場合は熱中症にならないように注意が必要になります。

【秋】
秋は春と同じで気温や湿度が安定していて外壁塗装工事の時期としては最高な季節です。
しかし、秋は台風の影響を受けやすい季節にもなりますので注意が必要です。秋も気候が良いため、外壁塗装工事を行う業者がすぐに予約が埋まってしまう場合があります。秋に外壁塗装工事を行いたい場合は、なるべく早く業者に連絡をして予約をしておくことをおすすめします。

【冬】
冬は雪がたくさん降る地域以外では、湿度が低くなるため塗料が乾燥しやすくなります。
しかし、気温が5度以下になる時間帯では外壁塗装工事が出来なくなってしまいます。その為冬は1日の作業時間が短くなってしまうので、他の季節に比べて外壁塗装工事の日数がかかってしまう場合があります。

外壁塗装工事のタイミング6選

外壁塗装工事をする適切な時期かどうかを判断するうえで、注意するのが外壁の劣化症状になります。
どのような症状が出たら外壁塗装工事をするべきなのかについてご紹介いたします。外壁の劣化は大きく分けて6つの症状に分けられます。

その症状を見つけた場合は外壁塗装工事について考えるタイミングということです。外壁塗装工事を適切な時期に行うことがお住まいを長持ちさせる秘訣と言われています。

①ひび割れや塗料の剥がれが発生している。
外壁のひび割れや塗料の剥がれは外壁が劣化している証拠ですので要注意です。ちょっとしたひび割れや塗料の剥がれだから外壁塗装工事は大丈夫と思って放っておくと、カビや外壁の強度低下の原因になってしまう可能性があります。ひび割れや塗料の剝がれを見つけた場合は、早めに外壁塗装工事を行いましょう。

②鉄部にサビが発生している。
お住まいの外壁が金属製の場合、外壁がサビてしまう場合があります。また外壁の近くに金属製のものがあると、サビが外壁に移ってしまう場合もあります。外壁のサビを見つけた場合は、すぐに外壁塗装工事が必要という分けではありませんが、放置すればサビは進行してしまいます。もし外壁にサビが広がってしまっている場合は、早めに外壁塗装工事を行う必要があります。

③チョーキング現象(白亜化)が発生している。
外壁を触った時にチョークのような白い粉が手につくことをチョーキング現象(白亜化)と言います。この症状が起きると、外壁の防水効果がなくなっていきカビの発生や大気汚染物の付着を引き起こします。チョーキング現象(白亜化)の症状を見つけたときは放置せず、外壁塗装工事をする準備をするようにしましょう。

④雨筋や油汚れが付着している。
窓枠の端から出た雨筋や、レンジフードの換気扇から垂れた油汚れにも注意しましょう。外壁の防水性や防汚性が弱まっているため、放っておくと雨漏りなどの症状に発展する場合があります。たかが雨筋・ちょっと油で汚れているだけ、と見くびらずに外壁塗装工事をする準備をするようにしましょう。

⑤色褪せが生じている。
外壁は主に紫外線の影響で色が次第に褪せてきてしまいます。色褪せは急に外壁塗装工事が必要な症状ではありません。しかし色褪せが気になり始めたら外壁塗装工事の時期がきたと考えて、外壁塗装工事をする準備をするようにしましょう。

⑥カビ・コケ・藻が付着している。
カビやコケや藻は、一度根をはってしまうと根本からの除去はなかなか難しいと言われています。カビやコケや藻が発生し出したら、業者にお願いをして外壁塗装工事を行ってもらうようにしましょう。

外壁塗装工事を頼むときに注意すること

外壁塗装工事をお願いする際、優良業者を選ぶことはとても大切なことです。その業者が、優良な業者か悪徳な業者か見定める基準は人によって違います。ここでは外壁塗装工事を業者に頼む際に最低限注意したい項目を説明いたします。

この項目を確認するまでは外壁塗装工事はまだするな!業者とまだ契約するな!と自分に言い聞かせましょう。そしてこの項目が全部確認出来たら、あとはご自分に合った業者を選ぶことをおすすめします。

【契約書をよく読む】
外壁塗装工事の契約書にしっかりと目を通すことはとても大切なことです。
外壁塗装工事の場合、契約した時に完成した物があるわけではありません。契約をして工事が終わることで、その出来上がったものをお客様は見ることが出来るのです。その為どのような工事が行われるのか、そして工事後の保証についてもしっかりと確認をすることが大切です。

契約書は一般の人には分かりにくい部分もあります。契約書を隅から隅まで読んで全て納得した状態で外壁塗装工事をお願いするようにしましょう。不明な点がある場合は、外壁塗装工事はまだするな!と心で言い続けながら契約書をよく読むようにしましょう。

【複数社で見積りをとる】
外壁塗装工事を行うには大きな費用がかかります。その為、最低でも3社から見積りをとることも大切になります。1社のもの見積りをとった場合、その業者が高い金額を提示してきても気づかない場合があります。最低でも3社から見積りをとれば、金額の比較が出来ます。

また見積りの際にあまり安い金額を提示してくる業者にも注意が必要になります。安い金額の場合、手抜き工事だったり保証やアフターケアが良くない場合があります。

また見積りの際には、業者の人がご自宅を見に来ます。その際に疑問に思っていることやご不明な点を聞くこともできます。話しをよく聞いて、その業者に十分な知識があるかも確認しましょう。

【不当に高い項目がないか確認する】
外壁塗装工事の見積書も契約書と同じ様に、しっかりと確認をするようにしましょう。見積書は契約書以上に専門用語が多く一般の人には分かりにくい書類になります。業者の中には一式工事とざっくりした見積書しか提示しないところもあります。

また今必要ない工事の費用を上乗せして高い金額を提示してくる業者もいます。不当な高い金額の工事項目があった場合は注意しましょう。

外壁塗装工事をする際には、見積書や契約書の中に少しでも不明な点がある場合は、ご納得できるまで契約はしないことが大切です。

外壁塗装工事の適切な時期

外壁塗装工事を行う適切な時期は新築か塗替えか、そしてお住まいの劣化の症状で異なります。お住まいの劣化は定期的に確認をして、お住まいが外壁塗装工事を行う時期のサインを出していることを見落とさないようにしましょう。また劣化の症状の中には外壁塗装工事はまだ必要がなく、今は外壁塗装工事の時期ではないといった場合もあります。

また、外壁塗装工事の時期になっていざお願いしようと思っても、業者を探して、見積りを取り、契約。そして外壁塗装工事とかなり時間がかかるものになります。お住まいの劣化が気になりだした場合は、なるべく早く業者を探して、一度ご相談してみることをおすすめいたします。

最後に外壁塗装工事を躊躇している方へ

外壁塗装工事を業者に相談するのは結構敷居が高く感じるものと思います。
まずは信頼できる業者を見つけることが大切です。なんでも相談できるような、業者と巡り会ってほしいと思います。まずは業者と気軽にやり取りをして、あまり緊張せずに相談をしてみてはいかがでしょうか?